こんにちは。Z会公務員講座の石渡です。
猛暑の夏、度重なる台風の秋を過ぎ、10月も下旬に入りました。
市役所ではこれから最終面接というところも多いでしょう。
これから試験が控えている皆さん、
朝晩は冷え込むようになりましたので、
体調を崩したりしないように気を付けて、
万全の状態で本番を迎えてくださいね。
がんばってください。
さて、4月末から始まった今年の公務員採用試験も
終盤を迎えています。
ここで、地方上級を中心に、
今年の公務員試験を振り返ってみたいと思います。
【その1 志願者の落ち込み】
近年、公務員採用試験は志願者が減少傾向にありました。
ただ、今年は昨年に比べ、大きく落ち込みました。
主な試験の申込人数ベースで比較してみましょう。
試験 2019年 2018年 19/18比
国家総合職大卒法律 8,956 10,065 89.0%
国家一般職大卒行政 25,088 28,080 89.3%
国税専門官 14,238 15,884 89.6%
東京都1類B行政一般方式 3,198 3,637 87.9%
特別区1類事務 13,296 14,998 88.7%
札幌市一般事務行政 1,229 1,444 85.6%
仙台市事務 822 914 89.9%
名古屋市1類行政一般 1,035 1,030 100.5%
大阪市行政22-25 1,321 1,604 82.4%
広島市1種行政事務 673 793 84.9%
福岡市行政一般 606 862 70.3%
地方公務員は大都市を中心にピックアップしてみました。
こうしてみると、今年は昨年から10%程度減っていますね。
志願者減の傾向が来年も続くのであれば、当然、倍率は下がります。
公務員志望者にとって、来年はチャンスです!
【その2 試験の多様化・筆記試験の負担減】
地方自治体の採用試験では、
これまでとは異なる様々な形式の試験が増えました。
これまでも実施されてきたものも含めて筆記試験を紹介しますね。
(県庁・行政事務区分に限る)
北海道:基礎能力試験(内容は社会事情+教養知能分野)
福島県:専門試験は憲法4、行政法5、経済学8、財政学3の計20問
栃木県(行政特別):基礎能力(60分120問)
神奈川:専門試験は80問から40問選択解答
神奈川(行政秋季チャレンジ):基礎教養試験(120分40問)
長野(行政B):基礎能力(60分120問)
静岡(行政2):総合能力試験(教養知能分野+時事・社会政策・国際関係)
滋賀(行政アピール試験型):SPI3
京都(行政1B・2):基礎能力試験(SPI3)
大阪(行政):SPI3
和歌山:法律・経済・総合A(その他文系)・総合B(理系)から1科目選択
鳥取(事務キャリア総合コース):基礎能力試験(SPI3)
岡山(県職員Aアピール型):基礎能力試験(SPI3)
徳島:専門試験は40問必須解答、55問中5問選択解答
愛媛(行政B):基礎能力(110分)
佐賀(行政特別枠):教養試験(60分120問)
長崎(行政特別枠):基礎能力試験(60分120問)
熊本:専門試験は10問必須解答、70問中30問選択解答
鹿児島:専門試験は12分野40問中30問・10分野30問中10問選択解答
鹿児島(行政特別枠):教養試験(60分120問)
いずれも、以前のように全問必須解答のような試験ではない分
受験対策としては負担が軽くなる、というわけです。
ここでは紹介しませんが、政令指定都市、市役所でも
筆記試験の負担は軽減される流れです。
受けてみようと思える自治体の試験内容をチェックしてみましょう。
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